お香ってどんなもので作られていると思いますか?
お香の材料って実は身近にあるものなんですよ。
お香の材料は良い香りのする木や樹脂
*樹脂とは木の粘液や粘液が固まった物
そして葉っぱや根っこ、
茎良い香りのするお花やつぼみ
これらを乾燥させて
細かく刻んだり
パウダー状にしたりして
お香の材料にしています。
そして
これらの材料は
現代でも漢方薬やスパイスとしても
使われています。
お香が漢方薬やスパイスで
出来ているなんて驚きでしょう。
実は
お店でみかける
皆さんがよく知っているシナモンも
お香に使われているんですよ。
そして
昔に人たちは
これらの香料植物には
「人知の及ばない不思議な力が宿っており、
人の病をも癒すチカラがある」
と信じていたんです。
古代からお香は
人々の心と体を癒してきたんですよ。
以前
お話した
ざわつきをスっリキさせるために
役立つお香の材料に
龍脳という樹脂があります。
香りはスッキリ、
爽やかで清々しい優雅な香り
皆さん
龍角散ってご存じですか?
あの「ゴホンと言えば龍角散」にも
龍脳が使われていました。
龍脳とは
龍脳樹の樹脂が結晶化したもので
むかしスマトラ島の島民が
この龍脳を頭に塗ったら
頭痛が治ったそうで
「神からの贈り物」と重宝されたそうです。
そして中国では
頭痛、眼痛、歯痛の痛み止めとして
使われていたんですよ。
ちなみに中国では
「龍の脳」と言われるほど
貴重な物だったそうです。
龍脳がたっぷり入ったお香は
スッキリ、爽やか
香りを嗅ぐたび
脳がスッキリ
そして呼吸も楽になるんです。
そして
ざわざわした心を
スッキリと落ち着かせてくれます。
お香の材料は、
まさに神秘的
そしてお香のチカラってすごい!!